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日々のこと

2022年08月01日
大学病院での1年間を終えて(野上先生)

2021年度に当科へ入局された野上健俊先生より、大学病院での1年間を終えての感想を頂きました。

現在は福井県立病院でご活躍されております。

 

脳外科専攻医の野上です。私は去年度の1年間を大学病院で過ごさせていただきました。この1年間は各種チームをローテートしました。

初めの4ヶ月と終わりの3ヶ月に血管障害チームをまわり、脳神経外科の中でも患者数が多い脳卒中をたくさん経験させていただきました。一般的な脳卒中から重症な脳卒中まで様々な症例を経験しました。そこでの経験は現在働いている福井県立病院での業務に大きく影響していると日々実感しております。それに加え、脳動静脈奇形、硬膜動静脈瘻、もやもや病など珍しい症例もたくさん経験できました。血管障害はその疾患の特性上、緊急の処置や手術が多いのが辛かったですが、それらの経験は今に生きていると感じております。

次に腫瘍チームと下垂体チームをローテートさせていただきました。腫瘍チームでは腫瘍の位置により様々な開頭のデザインがあり、頭蓋内をいろんな角度から見ることができ非常に解剖学的に勉強になりました。さらに神経繊維の走行や脳の局在を考えながら行う手術が多いので、脳の構造や機能に関してとても勉強になりました。それに加え、遺伝子変異や組織にて様々な腫瘍に分類され、脳腫瘍の奥深さに圧倒されました。下垂体チームでは経鼻手術が主であり、カメラや画像を使った最新の手術を多く経験させていただきました。内視鏡を使い開頭ではアプローチが困難な場所への容易にアプローチが行えたり、開頭と内視鏡のcombine手術や低侵襲な手術などを経験させていただき、最新の医学を学べていると実感しました。

他にも外勤で外来や当直をさせていただき、多くの経験ができました。市中病院で働く日々でこれらの経験が生きていると日々実感します。

さらにステップアップしていきたいと思いますので今後とも応援の方をよろしくお願いいたします。

野上 健俊