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日々のこと

2026年01月26日
Copenhagen Brain Stimulation 2025

2025/12/08〜12/12、Copenhagen Brain Stimulation 2025がデンマークのHvidovre Hospitalで開催されました。非侵襲的な脳刺激方法として、TMS・TES・TUS (それぞれ経頭蓋磁気・電気・超音波刺激)の原理を学び、脳マッピング、さらには臨床応用について知見を得ることができました。これらの脳刺激方法では、被験者への負担はほとんどなく様々な脳領域を刺激することができます。また、日本でも難治性のうつ病において、TMS治療が2019年から保険適応されるなど、臨床応用も期待されているものです。

今回日本からの参加者は私のみで、ドイツ、アメリカ、イギリス、フィンランドやスウェーデンなど、様々な国から約30名の受講生が集まりました。朝はグループごとに分かれて、前日の授業のまとめを発表するところから始まります。Poor English Speakerの自分にとって、これは1つの試練でした。その後、午前中は講義を受け、午後はデバイスを使って互いに被験者となり実習を行いました。自分と同世代のPhD studentも多数いましたが、母国語でなくても英語をスラスラと使いこなしており、英語学習の必要性を痛感しました。
クリスマスシーズンだったため、至る所にクリスマスマーケットがあり、観光も満喫できました。マッチ売りの少女や人魚姫でお馴染みのアンデルセンの生まれ育った街ということでしたが、街中メルヘンな雰囲気で楽しかったです。

当教室では覚醒下手術の症例から得られた知見を元に、脳マッピングを盛んに行っていますが、術野外の脳領域は刺激できない、健常人のデータは収集できない、などいくつかの制限があります。今後、非侵襲的な脳刺激が行えるようになれば脳の機能解明に大きく寄与するのではないかと期待しています。今回学んだことを今後の研究や臨床に活かせるよう頑張っていきたいと思います。

正村 啓二郎