学会

2025年03月03日

第73回中部脊髄外科ワークショップ

2025年3月1日、名古屋大学医学部附属病院にて第73回中部脊髄外科ワークショップが開催されました。

当教室から森田一矢先生が「脊髄円錐と終糸に発生した原発性脊髄混合型胚細胞腫瘍の１例」という演題で発表されました。

参加された森田先生から記事をいただきましたので以下掲載いたします。

2025年3月1日に開催された第73回中部脊髄外科ワークショップに参加させていただきました。
田中慎吾先生のご指導の下、発表の機会を賜りました。
今回、脊髄円錐と終糸に発生した原発性混合型胚細胞腫瘍の１例を報告いたしました。
中枢神経系にて、原発性胚細胞腫瘍は松果体や下垂体等に発生することが多く、脊髄は稀です。また、胚細胞腫瘍のうち、複数のサブタイプで構成される混合型胚細胞腫瘍の脊髄原発例はさらに稀で報告数も非常に少ない疾患であり、今回大変貴重な症例を経験させていただきました。
脊椎脊髄外科専門の学会で発表する機会は多くないため大変緊張しましたが、交わされる活発な議論から多くのことを学ばせていただきました。
このような研究会を通して得られた知見を日々の診療に活かしていきたいと思います。
森田　一矢