学会
2021年09月03日
第44回日本神経科学大会 ジュニア研究者ポスター賞受賞!!
金沢大学附属病院の外科系専門研修プログラムで当科を選択し、現在横浜栄共済病院にて研修中の森田一矢先生が、2021年7月28日に開催された第44回日本神経科学大会でジュニア研究者ポスター賞を受賞しました。
おめでとうございます!
以下に森田先生から発表演題の概要と受賞の感想をいただいたので掲載いたします。
発表タイトル:「マウス大脳皮質におけるアクアポリン4の発現はBMPシグナルによって制御されている」
概要:アクアポリン4(AQP4)は脳のアストロサイトという細胞に発現する水チャネルです。AQP4は血液脳関門などを介した水移動を制御しており、脳内の水循環に欠かせない分子です。しかしながら、正常な脳内でAQP4の発現がどのように制御されているのか明らかにされていませんでした。本研究において我々は、Bone morphogenetic protein(BMP, 骨形成タンパク質)によるシグナル経路がAQP4の発現を制御していることを見出しました。
初期研修医1年目の森田一矢と申します。今回私は、7月28日から7月31日にかけて開催された、第44回日本神経科学大会に参加させていただきました。本学会では新たな試みとして、VR空間でポスター発表が行われ大変新鮮でした。私は、学部時代に当学基礎系研究室の脳神経医学教室で行った研究内容を、ポスター形式で発表させていただきました。脳神経外科学教室でも発表練習機会を頂くことができ、結果としてジュニア研究者ポスター賞を受賞することができました。研究、臨床業務で日々お忙しい中にもかかわらずご指導いただいた全ての方々に御礼申し上げます。
横浜栄共済病院
森田一矢 拝